the longest day

アラサーが映画レビューを100本ノックしてます。基本はゆる〜く、時に真面目に。コンテンツってなんなのか紐解いていきたいと思う。

大統領の料理人

おはようございます。

今日はほのぼの系で行きたいなと思ったので、フランスの伝記映画「大統領の料理人」を観てみました。

今作はフランス大統領官邸(エリゼ宮殿)史上初の女性料理人として2年間、フランソワ・ミッテラン仏大統領(当時)に仕えたダニエル・デルプシュさんの実話が元になっています。

物語は南極の観測基地から始まり、過去への回想を繰り返しながら進むのですが、最初の方でエリゼ宮に推薦したのがジョエル・ロブション氏だったと伝えられるのはインパクトがありますね。あまりに有名な固有名詞は一瞬フィクションだったのかなと思いましたが、もちろんそんなことはなく二度ビックリしました。おふくろの味を求めていた大統領に彼女はぴったりの料理人だったと物語が進んで行くうちに分かっていきます。

最初に作られたポルチーニスクランブルエッグはシンプルなのにとても美味しそうです。そこから当時のメニューを再現した料理が次々と出てくるのですが、観ているととてもお腹が減ってきます笑

・雑感

レシピを話しながら料理していくのが彼女の特徴なのですが、その雰囲気が小気味良いです。しかし約30年前の厨房は男性社会で料理を作ると言うのは戦いでもあるのだなと思いました。

ここまで料理を作る姿にスポットライトを当てている映画はなかなかないと思うので、定番のジャンルに飽きてきた方には結構面白いかと思います。

何か食べたくもなるけど、よく冷えた白ワインも飲みたくなる映画でした。