映画 スティーブ・ジョブズ
おはようございます。
今日はウォルター・アイザックソンによる伝記を原案に、アーロン・ソーキンが脚本してダニー・ボイルが監督し、2015年に公開された映画「スティーブ・ジョブズ」を観てみました。
・あらすじ
今作は世界的に有名なジョブズによる初代iPodのスピーチから始まります。黒のタートルネックにジーパンと言う馴染みの格好と、あのイントネーションの癖が蘇ります。
その後、場面はジョブズの大学時代へと遡ります。ふとしたきっかけでカリグラフィーに興味を持つジョブズ、そして、今では考えられない体験から、草原で踊りながら遥か先の未来が頭を駆け巡ります。
ジョブズはゲーム会社で働くことになったものの、その理想の高さから同僚達はついて行けず、上司からは優秀だが協調性がないことを指摘されてしまいます。そこでジョブズは高額な報酬の条件で一人ゲームを作ることになるのだが、上手くいかず、友人のウォズに代行してもらいます。ゲームの完成度は高く、上司は大喜び、しかしジョブズはウォズに報酬をちょろまかします。
場面は進みウォズの作ったコンピュータを高く評価するジョブズ、まだコンピュータが一般家庭に普及していなかった時代にそれを売り込もうと躍起になります。
そこで社名として思いついたのが、誰でも欲しがる果実、創造の果実アップルだったのです。しかもこの名前ならアタリより前に載るというおまけ付き。
この時はまだジョブズが商品をスピーチするわけではなく、ウォズが頑張ってスピーチしています。
その後、一人のショップオーナーが興味を持って話かけてくるのですが、ジョブズは持ち前の口の上手さで値段を巧みに交渉していきます。値段を釣り上げることはできたものの、納品の期限がついてしまったり、アルバイトを雇うことになったり、他にもトラブルはあるものの、なんとか納品を済ませるジョブズ。
ここからジョブズはApple2の開発に取り組み、優秀で画期的な設計を行うために人材を探したり、会社を大きくするためにと慌ただしくなっていきます。
登りつめるほどに息苦しくなっていくようなジョブズの物語。続きが気になる方はぜひプライムビデオで観ましょう。→https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B015PAVW7O/ref=atv_hm_hom_1_c_DEaieV_2_1
・雑感
1.数字に強く貪欲なジョブズ、その野心はどこから生まれたのか?それは分からないのだけれど、何かを成し遂げたいと思った時、何の伝手もなく、地べたに這いつくばるようなストイックな努力の重ね方は描かれています。
どんなに成功した人物のアイデアも最初は見向きもされず、150回も電話をかけて断られたエピソードには、意識が奮い立たされました。
2.ヴィジョンは強く強く打ち出して示さなければならない。それは時に汚い言葉になって、理解されなくとも共有出来なければ始まらないのだから、何度でも扉を叩く必要があるのだなと思いました。
3.やりたいことがある人間はとにかく強い。何かやりたいことが明確にあって突き進んでいる人間はエネルギッシュで、人を惹きつけていくんだなと。画面の中のジョブズに僕も惹きつけられてパワーをもらった気がします。
4.何かを創造して作っていきたいと少しでも思っている人がいるなら、その種火を燃え上がらせたいと思っているなら、ぜひ観てほしい作品だなと思いました。
誰でも一度は聞いたことのあるジョブズの名言が溢れています。