the longest day

アラサーが映画レビューを100本ノックしてます。基本はゆる〜く、時に真面目に。コンテンツってなんなのか紐解いていきたいと思う。

ヒロイン失格

おはようございます。

今日は昨日観た「勝手にふるえてろ」がとても良かったので、また日本の映画を観てみようと思い、少女漫画が原作の映画「ヒロイン失格」を観ることにしました。この作品もタイトルにパワーがありますね。

今作は朝の登校風景の中、桐谷美玲さん演じる松崎はとりが幼馴染の寺坂利太と出会うところから始まります。

はとりは周りにいる学生達は皆モブキャラや通りすがりの通行人と言って、自分だけがヒロインだと断言します。そして、自分はヒロインだから自然な流れで、片思いしている幼馴染の利太と付き合えると思っています。

しかし、はとりの思いとは裏腹に、利太は不良に絡まれていた正統派ヒロイン安達未帆を助けて、付き合い始めてしまいます。

はとりは、とても現実を受け止められないで、もがいていると親友からもオーディションに受けていないのに、合格するわけないと言われ、更に追い討ちを受けます。

そんな時、はとりのことを気に入ったとんでもなくイケメンな弘光廣祐が現れて、物語は四角関係になり複雑になっていきます。

・雑感

1.学園物は役者さんの年齢的にきつい部分を感じるんだけど、桐谷美玲は年齢不詳な感じがして違和感が少なかったように思う。

2.桐谷美玲の顔芸がすごい。ザ・エンタメと言った感じで、こういう気楽に見られる映画もありだよなと思いました。

3.良くも悪くも日本映画の特徴が強い。

海外の映画は出演者の多くがストーリーを作っていき、チーム戦になっていることが多いが、日本の映画は一人の強い個性に任せて行きがちだと思う。それが一概に悪いとも言えないが。

あと原作から手を加えた時に骨格は維持しているが、結構無難な方向へまとまりがちなので、そこは踏み込んでほしかったなと思う。

原作ファンは映画化されただけで嬉しい部分もあるかも知れないが、原作の個性を強くだしたほうが面白かったように思う。冒険を犯しがたい国民性を感じました。