the longest day

アラサーが映画レビューを100本ノックしてます。基本はゆる〜く、時に真面目に。コンテンツってなんなのか紐解いていきたいと思う。

映画の背景音楽と失われたもの

おはようございます。

昨日は邦画と洋画の日常からの乖離と没入感の違いについて書いてみましたが、今日は背景音楽(バックグランドミュージック)の違いと、個人的考察を書いてみようと思います。

まず、今回はより個人的な感想なんですが、良い映画には良い音楽が使われていることが多い気がします。例外も多々あるものの、背景音楽は映画の歴史的に求めてきたものかなと考えました。

そもそも映画と言う文化が始まった頃には音声がなく、代わりに背景音楽があったため必然的にレベルが高まり親和性が生まれたのかなと想像しました。

そこで邦画との違いも生まれた気がします。日本で活動写真と呼ばれる映画が公開された頃は背景音楽がなく、活動弁士と言われる方が解説をしていた為、背景音楽が発達していかなかったのかなと。

もちろん西洋の映画に和製の背景音楽を流しても違和感があるので仕方ないのですが、これが洋画と邦画に大きな差を作り、追従していくような流れを一つ作ってしまったように思います。

洋風な邦画を作って洋風な背景音楽を流していくのもありかも知れませんが、映画が世に生まれてまだ100年ちょっとなので、ここらへんで純和風の背景音楽を設定した邦画が発展してきてもいいんじゃないのかなと思いました。

最近では自然の音である風が草木を揺らす音、夜虫や野鳥の鳴き声が背景音楽にある作品も増えてきましたが、和琴や神楽笛などがあっても面白いなと。

背景音楽は日常からの乖離を促すものではないが、物語への没入感を深めてくれるのではないかと、個人的には思いました。

・雑感

たまには雑感をつらつらと書いてみましたが、結構まとまらないですね。今度は最近よく観るコロンビア映画の視聴をもう少し重ねて近代の作風の変化などの記事をかけたらなと思います、夏くらいに。