イエスマン “YES”は人生のパスワード

おはようございます。

今日は他の映画も観てたんですが少しテンションを上げたくなって、2008年に公開されたアメリカのコメディ映画「イエスマン “YES”は人生のパスワード」を観てみました。

視聴時間104分 爽快感があり、とても陽気な気分で観れます。

・あらすじ

今作は主人公のカールが一本の電話を受けるところから始まります。飲み会に誘われるものの参加したくないのか、ビデオレンタルショップで暇しているのに忙しいとひたすら嘘をついて拒み続けます。それでも電話先の相手ピートに見つかってしまうと仕方なく付いて行き、そこで元妻に遭遇してしまい散々な目にあいます。

その後もカールはひたすらNOを突きつけていきますが、友人にイエスマンになれば人生は楽しくなるからセミナーに来いと言われます。

しかし、カールはなかなか変わらず、友人ピートの婚約パーティーすらすっぽかして、ついに本気で怒られてしまいます。そして、その夜にカールは生きたまま死んだような悪夢を見て、セミナーに行く決心します。

熱気的な雰囲気に、最初は尻込んでいたカールも飲み込まれていきます。会場を抜けると早速イエスの機会に遭遇するカール、ホームレスを山奥の公園まで送り、携帯を充電切れまで貸しガス欠まで食らって歩いてガソリンを取りにいくことになります。

しかし、その後、ガソリンスタンドで美女と仲良くなり車のところまで送ってもらうことになり、別れ際にキスをされるとイエスマンのスイッチが入っていきます。

職場の休日出勤もイエス、怪しげな広告もイエス、融資もイエス、おかげで昇進も決まります。今まで断っていたライブにもイエス、おかげでガソリンスタンドで出会った美女アリソンとも仲良くなり、物語は最高に盛り上がっていきます。

・雑感

アリソンとの出会いが最高にクールで、ロマンチック。序盤のこの部分を見るだけでテンションが上がってきます。現実はこんなにうまく行くわけないと分かっていても、ついイエスと言ってしまいたくなります。

なんでも否定するより全てイエスのほうが人生が楽しくなるような気がしてきますね。僕も今さっきからイエスしてたら、ほんのちょっといいことがあってドーパミン溢れてきて最高にハイってやつです。

映画の背景音楽と失われたもの

おはようございます。

昨日は邦画と洋画の日常からの乖離と没入感の違いについて書いてみましたが、今日は背景音楽(バックグランドミュージック)の違いと、個人的考察を書いてみようと思います。

まず、今回はより個人的な感想なんですが、良い映画には良い音楽が使われていることが多い気がします。例外も多々あるものの、背景音楽は映画の歴史的に求めてきたものかなと考えました。

そもそも映画と言う文化が始まった頃には音声がなく、代わりに背景音楽があったため必然的にレベルが高まり親和性が生まれたのかなと想像しました。

そこで邦画との違いも生まれた気がします。日本で活動写真と呼ばれる映画が公開された頃は背景音楽がなく、活動弁士と言われる方が解説をしていた為、背景音楽が発達していかなかったのかなと。

もちろん西洋の映画に和製の背景音楽を流しても違和感があるので仕方ないのですが、これが洋画と邦画に大きな差を作り、追従していくような流れを一つ作ってしまったように思います。

洋風な邦画を作って洋風な背景音楽を流していくのもありかも知れませんが、映画が世に生まれてまだ100年ちょっとなので、ここらへんで純和風の背景音楽を設定した邦画が発展してきてもいいんじゃないのかなと思いました。

最近では自然の音である風が草木を揺らす音、夜虫や野鳥の鳴き声が背景音楽にある作品も増えてきましたが、和琴や神楽笛などがあっても面白いなと。

背景音楽は日常からの乖離を促すものではないが、物語への没入感を深めてくれるのではないかと、個人的には思いました。

・雑感

たまには雑感をつらつらと書いてみましたが、結構まとまらないですね。今度は最近よく観るコロンビア映画の視聴をもう少し重ねて近代の作風の変化などの記事をかけたらなと思います、夏くらいに。

映画による日常の乖離と没入感

おはようございます。

今日は、先週珍しく日本映画をよく観ていたので、そこで感じたことを書いていきたいと思います。

まず、物語の没入感が大きく違うと僕は常々感じていました。洋画の場合、舞台のほとんどは海外なので映像を見た瞬間に、今ある日常から乖離した非日常へ比較的簡単に踏み込むことが出来るように思います。

反面、物語を観ていると言う感覚が強く、ほとんどの人類が感じるであろう感情的な共感はあるものの、生活習慣や価値観の違いから深い没入感を得ていくのは難しいのかなと。

逆に邦画の場合、物語はどこまで行っても日常の延長線上に存在している感覚が強く、登場人物との親近感や共感が深まったことで、緩やかに日常との乖離が深まっていくように思います。それは同時に没入感を伴っているものの、この感覚をもたらすのはとても難しいように感じます。日常と言う薄皮を丁寧に優しく一枚ずつ剥いでいくようで、強すぎれば反発があり、興醒めしてしまう気がします。

・要約すると

洋画は比較的簡単に軽い乖離を得られる判明、没入感に繋がるかは難しい。逆に邦画は日常からの乖離は難しいが、乖離する感覚は没入感と共にあると言ったところでしょうか。あくまで僕個人の感覚ですが。

明日は背景音楽(バックグラウンドミュージック)の有無について書いてみようと思います。

映画 宇宙兄弟

おはようございます。

今日は現在も連載中の人気漫画「宇宙兄弟」が原作で2015年に公開された日本のストーリー映画「宇宙兄弟」を観てみました。

視聴時間129分 テンポよく見れます

・あらすじ

今作は兄のムッタ、弟のヒビトが小さかったころの回想からはじまります。夜、丘の上から夜空を見上げた時、光る謎の飛行物体を見かけたことで二人は宇宙を目指すことを心にします。

その後、場面は大人となったヒビトが宇宙飛行士になり、記者会見をしているシーンへと移っていきます。日本人初の月面歩行者になることを記者に質問され、含みのある回答をします。

一方、兄のムッタはコンセプトカーのデザイン会社に勤めていたものの、上司にヒビトのことを馬鹿にされた怒りから頭突きをかまして仕事をクビになってしまいます。

就職活動をしてもなかなか決まらないムッタ、そんな時、出した覚えのない宇宙飛行士の書類審査合格の通知が届きます。ムッタは犯人がヒビトだと思い電話をかけると、一本のカセットテープを聴くように言われ、子供の頃の約束、一緒に宇宙に行くことを思い出します。

宇宙飛行士になりたかったけど、諦めて生きてきたムッタだか、これがきっかけで宇宙飛行士を再び目指しはじめる決意をします。

ムッタはJAXAでの様々な試験に挑み、仲間も出来るものの、二次試験の感触が良くなかったようで、落ち込んでいます。

そんな時に再びヒビトから電話があり、ムッタはヒビトのいるNASAに出かけて行きます。激励されたムッタは過去を思い出したり、ヒビトが月に行く前に書いていた遺書を読み、また気持ちに火をつけていきます。

そして、いよいよヒビトは月へ旅立ち。地球に残されたムッタはなんとか二次試験を通過して、過酷な三次試験へと挑んでいきます。

・雑感

1.なかなか原作再現されていると思う。ムッタ役の小栗旬もヒビト役の岡田将生も良かったと思う。尺の都合上、ストーリーは途中から原作とは違うものになるが、大事な部分は抑えており、続きのストーリーも映画化されたら観たいと思った。

2.ムッタの主人公としてのイメージが新しい。

近代の主人公像は多様化しているが、その中でもなかなかレアだと思う。序盤でヒビトに対する劣等感の塊と指摘されるのだが、その人間味が溢れている部分に親近感がわく。

また、捻くれたような独特の感性を持っているのに、時に子供のような純真さがあり、魅力的です。

3.少しだけ未来の話。宇宙を夢見たくなる内容です。宇宙に興味がない人も、この映画や原作を観たら魅力的なキャラクター達に惹きつけられて、夜空の見上げ方が変わる気がします。

Dear Friends

おはようございます。

今日は2007年に公開された日本の映画「Dear Friends」を観てみました。

視聴時間115分 重いテーマだけど、わりとサクサク見れました。

・あらすじ

今作はニット帽を被り思いつめた様子の少女が、病院の中を駆け抜けて、屋上までたどり着くと飛び降りようとするシーンから始まります。

そこから場面は過去に戻り、さっきの少女リナが友達の彼氏を奪って友達とケンカします。自由奔放で気の強いリナは友達は利用するものだと言い放ちます。その後、夜の街へ繰り出したリナはクラブで踊り、アメリカ帰りの洋介と知り合います。

家では家族とは上手くいっていない様子のリナ、学校でもサボりがちで孤立しており、友達なんか要らないと言います。

しかし、そんなリナを同級生のマキだけは心の中で慕っています。もう一人の主人公であるマキはリナとは見た目も性格も真逆で、内気だけど真面目そうに見える少女です。

ある時から急に吐き気を感じるようになったマキ、最初は気に留めていなかったものの、クラブで踊っている最中に倒れ、病院で検査を受けることになります。

そこで入院していた小学生くらいの女の子カナエと出会い、存在を忘れてしまっていたマキと話すことになり、病に苦しみながらもリナは少しずつ変化していきます。

・雑感

1.登場20歳前後だった北川景子は実は結構緻密な演技をするタイプに見えた。本仮屋ユイカ演じるマキと役を交換しても上手くやってしまいそうな柔軟性を感じました。

2.ストーリーの骨組みは強くて良さそうなのに肉付けが足りないような、映画にまとめるために荒削りになってしまったような感じがある。

分かりやすくなっていると言えばいいのかも知れないが、リナがなぜ友達と言う存在を軽視するのかと言う部分と洋介の存在はもう少し掘り下げても良かったのではないかと思う。

なんと言うか展開が良くも悪くも早いですね。

ツレがうつになりまして。

おはようございます。

今日は前から気になっていた2011年公開、日本のハートフル映画「ツレがうつになりまして」を観てみました。

視聴時間2時間1分 物語に入りやすいけど涙腺に来ますのでご注意。

・あらすじ

今作は一匹のカメレオンが一軒家の畳を這っているところから始まります。その視線の先で、ひとりの男性が朝ごはんを作っています。月曜日に作るメニュー、月曜日につけるネクタイが決まっているようです。彼がこの物語の主人公幹男で妻の晴子からはツレと呼ばれています。

幹男はイグアナのイグに食欲が羨ましいと話しかけ、まだ布団で眠っている晴子ことハルさんに声をかけると、家を後にします。

しかし、幹男は携帯を忘れてしまい、ハルが急いで携帯を持っていくと、幹男はゴミ捨て場に収集されたゴミをじっと眺めて、これみんな要らないんだよね、と呟き呆然としています。

そこから少しずつ幹男の様子がおかしくなっていきます。翌日の朝には死にたいと呟き、ハルに心配されて病院へ行くと、そこで鬱病と診断されます。激務とストレスが原因で、治るには半年から1年半かかると。しかし、幹男は会社を辞められないと言い、仕事を続けようとします。

一方、漫画家で結婚5年目のハルさんはややガサツなところもあるのだが、毎日を楽しんで生きているようです。

ある時、古道具屋で古い花瓶を見ていると、器が割れなかったことに価値があると言われ、その言葉を胸にしまいます。ハルは幹男を守るために会社を辞めないなら離婚すると告げます。そして、幹男は会社を辞めて療養することを決意します。

・雑感

1.作品の雰囲気が素晴らしかった。がんばらないことが許される優しさに満ちた世界観、ハルがツレに寄り添っていく姿に思わず涙腺が緩んだ。現実の厳しさとの乖離を感じるかも知れないが、現実もこんな優しい世界であってほしいと思った。日本人だからこそ感じるであろう日本映画の持つ独特の繊細さが際立った素晴らしい作品だと思う。

2.宮崎あおいのファッションがめちゃくちゃオシャレなのに、ナチュラルな感じでいい。重くなりそうなテーマなのに、どこか抜け感があり、暗くならないのは彼女の華やかなファッションが一役買っている気がする。こんな妻が居たら最高だなと思いました。

3.宮崎あおいをまじまじと見たのは初めてだったけど、実に東洋的な美を投影した顔立ちと雰囲気があり、彼女が主演する洋画も見てみたいと思いました。西洋の中にあったとしても、一輪の花として東洋らしい存在感を示せる数少ない女優の一人だと思いました。

4. 堺雅人の演技力も素晴らしい。宮崎あおいが素晴らしくてもカウンターパートが上手くなければ、ここまで良い作品にはならなかったと思う。実に緻密で人間味が溢れた演技力だなと思いました。

5.芸能人に疎い僕でも宮崎あおいは流石にわかる。有村架純桐谷美玲も名前と顔が一致してなかったけど、宮崎あおいは流石に分かる。

アニマル・ウェポン

おはようございます。

今日は久しぶりに自然の世界を覗いてみたくなったので、2019年公開のドキュメンタリー「アニマル・ウェポン」を観てみました。

視聴時間52分 楽に観れます。

・あらすじ

今作は何百万種もの生き物たちの中、独特の武装をしている数千種、角や牙のある生き物たちにスポットを当てていきます。

アメリカのモンタナ南西部、動物の武器だけ集めた場所があり、様々な角が並べられています。まるで骨で作られた白い森のようですが、ここは角の博物館です。

そんな中、一対の角の片割れを生物学者ダグ・レムエンが抱えていますが、とても巨大です。オスのアメリアカシカの枝角は2本セットで約9キロあり、毎年頭から生え落ち脊椎動物の骨組みの中で最も成長が早いことが紹介され、ほかの動物たちの武装についても触れていきます。

自然界の様々な武器は海の生き物にも、森の中の虫たちにも備わっており、攻撃だけではなく防御や用途不明のものもある。だが、今作は大きく成長していった武器のみにスポットを当てている。なぜ彼らはそんなに極端に武器のみを成長させていったのだろうか?

カブトムシ、クワガタ、サイ、カバ、カメレオン、フンコロガシ、シオマネキ、そしてメスのレンカクにスポットが当たっていきます。

・雑感

1.生々しくも美しい世界が映し出されている。何の為に生まれてきて、何の為に生きているのか、生物の原点を感じることが出来る。知ると言うまで深くはないが、意識を感じて、考えはじめると言う感覚が心地よい。

2.武装競争と言う言葉が出てくるが、これは人間界にも当てはまるなぁと、感慨深くなった。

動物たちの場合は強化しすぎた為に思わぬ代償を負うことになったが、人間の場合を想像してみると面白かった。宇宙人が来たら搾取される側になるかもしれない。

3.アニマルウェポンって言葉の響きが単純にかっこいい。男のロマン感ありますねぇ。