パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト
おはようございます。
今日はイタリアの伝説的天才ヴァイオリニストの半生を描いたドイツの映画「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」を観てみました。
今作は狂おしく悶えるようなヴァイオリンの音色で幕を開けます。主人公のパガニーニは少し窶れたような顔つきで、実に野生的な雰囲気を醸し出しています。
悪魔的なヴァイオリンの技術を持っていながらも、満たされることのない彼は病んでいて、実に苦しそうに見えるのです。
そんな彼がロンドン公演を行うことになり、美しい娘シャーロットに出会い身を焦がしていく姿が本作の最大の見どころです。
霧に満ちた街ロンドンに降り立っても、その才能の片鱗をなかなか見せてくれないパガニーニ。しかし、ふと立ち寄ったパブでその才能が解き放たれ、シャーロットとの和解、ロンドン公演へと物語は急加速で盛り上がっていきます。
・雑感
その悪魔的な才能がパガニーニを蝕んだのか、悪魔的なパガニーニだから才能を得たのか。
堕落しきったように生きながらもヴァイオリニストとして頂点を極めていく姿はダークヒーロー的です。とてもカッコイイ。
伝説的な演奏をモチーフにしたシーンはテンションあがること間違いなしです。
音楽が好き、嫌いじゃない人、スピード感のある作品を観たい人にオススメの作品かなと思いました。