ビックフィッシュ
おはようございます。
今日は2003年に公開されたファンタジー映画「ビックフィッシュ」を観てみました。ティム・バートン監督の名前はよく耳にしていたけれど、作品は初めて観ました。
今作は伝説のような魚を釣り上げるホラ話から始まります。主人公ウィル・ブルームの結婚式で、彼の父エドワード・ブルームは雄弁に語るのですが、それがきっかけで二人は3年間口を利かなくなります。
似たところのない親子、しかし母から父が倒れたことを告げられ実家に帰ることになります。病床でも相変わらずホラ話を語る父にウィルは本当の父を知りたいと葛藤します。
そして、物語はファンタジックでロマンチックな父が語る過去の回想と現在を往復しながら、緩やかに進んでいきます。
・雑感
1.ユーモラスで複雑さのある作品は文章にするのが難しく、伝えづらいのだけれど、往年の古き良きアメリカ文学を思い出すような豊かさのある映画だと思いました。
2.父と子の和解と言うテーマは最近よく見る気がするけど、そこに関しては一番リアリティあった気がする。あまり本音とかぶつけ合うものじゃないし、ぶつけ合わなくても分かるものなんじゃないかなと。
すっかり忘れてた父の日に何か酒を買ってこようかと思いました。
3.主人公の母の若かりし頃を演じているアリソン・ローマンが凄い雰囲気ありますねぇ。他の作品も見てみたくなりました。