赤い風車に学ぶ言葉
おはようございます。
今日は昨日見た赤い風車がとても心に刺さったので、主人公アンリが語った素晴らしい言葉をまとめてみたいと思います。
1.飲み過ぎを咎められた時の言葉。
ーーサーカスには空中ブランコ、大統領には共和国、僕にはコニャックだーー
洒落が効いてる素晴らしい切り返しで、尚且つコニャックに対する愛を感じますね。自分でもこんな台詞言ってみたくなります。
2.警官からマリーを匿った時の言葉。
ーー性悪というだけで、無実の人をつき出せませんーー
一本筋の通ったアンリらしい弁明ですね。
3.家でも絵は描けると言われ、断った時の言葉。
ーー絵描きの友人がいるんだ、名前はゴッホ。夏の麦畑を描いているよ、目もくらむような、まぶしい太陽だ。僕には描けない。でも僕が描くような、貧困街の踊り子は彼には描けない。僕は娼婦のマリーを愛した。ーー
めっちゃ痺れる文句ですね。相手を知り自分を知るからこそ出る言葉だと思いました。
4.貧困街の踊り子のポスターを描いたことを伯爵である父に不名誉だと言われた時の言葉。
ーー申し訳ないけど、サインしたからには僕の作品なんだ。働いた経験のない父さんに何が分かる。時代遅れなんだよ、しきたりを打ち破って僕は働くんだ。ーー
少し省略してますが、アンリの志が強く表れていて好きな言葉ですね。
5.自分の絵を言われもなく批評された時の言葉。
ーー(この絵は)洋服を着ているところです。男性は夫です。結婚27周年を祝いに食事へ行くんですよ。息子と一緒に。中傷される理由はありません。悪というのは見る人自身に存在するものなのです。ーー
この言葉が個人的には一番爽快で、アンリの聡明さを感じましたね。素晴らしい。
・雑感
流行を追うのも大事なんだけど、本当に大事なのはなぜ流行したかを考えて次の流行を作ること。
人と同じことをしても流行は作れないわけだから、昔に置き去りになった何かを自分のものにして鍛錬するのも大事かなと思いました。温故知新ですね。