the longest day

アラサーが映画レビューを100本ノックしてます。基本はゆる〜く、時に真面目に。コンテンツってなんなのか紐解いていきたいと思う。

マルティナの住む街

おはようございます。

今日は結婚式の当日に花嫁に逃げられて、親友二人と初恋の人がいる街へ行くスペインのコメディ映画「マルティナの住む街」を観てみました。

冒頭、主人公ディエゴは席の半分が空席になっている教会で、花嫁に逃げられた経緯を感情を抑えながら一人で淡々とスピーチします。

その後、半分座っていた参列者たちもいなくなると、いとこで親友のミゲルとフリアンの二人と共にディエゴは感情を爆発させます。酒をラッパ飲みしながら撒き散らし、携帯を叩きつけて壊したり。

そのうち三人は10年前の夏に田舎で過ごした時に出会ったマルティナの思い出話になり、ディエゴは会いたいと叫びはじめます。今も居るか分からないだろ?と止めるフリアン。病気がちで途中倒れてしまうものの一緒に田舎に行きたいと言うミゲル。

そして、舞台はマルティナの住む街へ移っていきます。緑の豊かな丘、裸で飛び込んでいく海、絵画の中のように美しい街並み。そこでマルティナを探しはじめます。が、途中で発作のように走り出すミゲルは昔住んでいた家に押し入りベッドへダイブします。

そこでなんとマルティナとマルティナの息子ダニに出会います。ちょうど10歳くらいに見えるダニ、思いあたる節もあり、ディエゴは自分の息子なのではないかと考えます。しかし、それはすぐに否定されて、三人はそれぞれ夏の避暑地を謳歌しはじめます。

・雑感

1.海と砂浜がとても美しい。

もう夏が近づいているけれど、冬でも夏を思い起こされるくらい、スペインの風と夏を感じられる。

2.ディエゴは軽薄だけどなんだか憎めない。

何か言うたびにマルティナに言い負かされて、情けなさがあるんだけど、実に魅力がある。

自分勝手なんだけど正直で、日本人のマインドとは逆に行ってる感じに好感がもてるのかも。

3.マルティナの住む街と言う邦題が素晴らしい。原題はPrimos=いとこと言う意味ですが、それより的確でセンスがあるなと。邦題は結構失敗してることが多いと思う中で、かなり良かったと思う。