the longest day

アラサーが映画レビューを100本ノックしてます。基本はゆる〜く、時に真面目に。コンテンツってなんなのか紐解いていきたいと思う。

ホリデイ

おはようございます。

今日はキャメロン・ディアスの主演映画が観たくなったので、2006年にアメリカで公開された映画「ホリデイ」の字幕版を観てみました。

・あらすじ

冒頭、様々な場面を映しながら愛の形についてナレーションが流れる。そして主人公の一人アイリスが会社でクリスマスパーティーをしているシーンへ。

アイリスはなかなか上手くいかなそうな片思いにやきもきしているが、それも束の間、想い人の婚約発表を聞くことになり、まるで心が粉々に砕け散ってしまったように映ります。

場面は変わって今度はもう一人の主人公アマンダの様子が流れていきます。どうやら同棲相手イーサンの浮気を疑っているようでケンカしてしまい、イーサンが浮気を白状すると拳を固めて思いっきりぶん殴ります。

その後、アマンダはGoogleを使って一人のクリスマス休暇を何処で過ごそうか検索し始めます。そして、ホーム・エクスチェンジのサイトでアイリスの家を見つけると、彼女達はチャットでやりとりをはじめ意気投合していきます。

お互いの住む家を丸ごと交換することにした二人、アイリスは太陽のサンサンと輝くロサンゼルスの豪華な住宅街へ、一方アマンダは雪が降り積もるイギリスの小さな村へ。

その夜、アマンダは酔っ払ってアイリスを訪ねてきた兄グレアムと一夜を共に。アイリスはイーサンの友人で映画音楽の作曲をしているマイルズや、近所に住む引退した脚本家のアーサーたちと出会い物語は平行しながら進んでいきます。

・雑感

1.極めて対照的な環境の出来事が同時進行で描かれることでコンテンツの容量が膨らんだように感じられる。

2.アマンダの恋は一夜を共にした後にお互いのことを知っていくことで、食事の最初にデザートを食べてしまったように楽しみがなさそうだけれど、実にときめきに満ちているように見える。

3.キャメロン・ディアスの表情の作り方がとても複雑で秀逸。とくに悩ましさに愛嬌が入り混じった表情は魅力的で、類似する表情はなかなか見つからない。

4.アイリスの恋は日本の映画ではこんなに上手く描けなかったと思うから、とてもとても新鮮に感じる。ストーリーの骨組みがしっかりとしていて尚且つ自信がないと完成しない映画だなと思いました。

5.恋に破れて恋をはじめるわけなのに、恋と言うものはとてもパワーを持っていて、人生に力強い活力を与えてくれるものだなと感じました。