the longest day

アラサーが映画レビューを100本ノックしてます。基本はゆる〜く、時に真面目に。コンテンツってなんなのか紐解いていきたいと思う。

地球が壊れる前に。

おはようございます。

今日はあのレオナルド・ディカプリオが登場する2016年に公開されたアメリカのドキュメンタリー映画「地球が壊れる前に」を観てみました。

前々から観たいと思っていたので、プライムビデオやるじゃん、と思いました。

・あらすじ

今作は、まず我々がいかにして経済を成り立たせてているのか、その為にどれほど自然が犠牲になっているのかを紹介していきます。

石油は主に輸送用燃料、石炭や天然ガスは電力用の燃料になっており、それらを採掘する為にいかなる危険が侵されているのかが映し出されます。くり抜かれた山々、煙を上げ続ける大陸、燃え上がる海、それらは自然を飲み込んでいくようです。

そこから場面はカナダ北極圏、バフィン島へ移ります。何処までも続く白銀と青空の世界は、この世ではないように幻想的です。しかし、今その世界を作っている氷は温暖化で溶け出し、異常気象を呼び、世界に危機が迫っていることが語られていきます。

途中でやや政治的な話題に触れつつ、中国の環境問題に対する深刻さ、国民のデモによるエネルギー政策の方向転換など、ディカプリオが世界を回りながら問題解決の糸口を探っていきます。

・雑感

ただの動物好きだった少年のディカプリオが俳優になり、今は地球温暖化を語るメッセンジャーになっていると言うのはなんとも感慨深い。

普段、我々は一つの町の小さな空間の中、更に限られた家の中で、人生の大半を過ごしているから実感は薄いが、我々も地球と言う唯一無二の存在の一部なのだと感じることが出来ると思う。

自分と言う存在のスケールを見直したくなった時に観てほしい作品だなと思いました。

大きく膨らみ過ぎた自分を小さく感じることが出来るかなと。