the longest day

アラサーが映画レビューを100本ノックしてます。基本はゆる〜く、時に真面目に。コンテンツってなんなのか紐解いていきたいと思う。

フランシス・ハ

おはようございます。

今日はノア・バームバック監督による2012年のアメリカの映画「フランシス・ハ」を観てみました。

今作は陽気な音楽が流れる中、モノクロの映像で金髪の女性フランシスとメガネが印象的なソフィーが戯れ合うようなシーンから始まります。

様々な日常を二人で過ごしていく彼女達、ある日フランシスは彼氏と関係がギクシャクしていることを話し、別れ話をします。場面は次々と変わっていきます、パーティー会場、二人の住む家。フランシスはダンサーのレッスン場、スーパーマーケット、電車で移動してソフィーの会社の前、二人で食事をして、また電車で移動と、とにかくテンポが早い。が、それぞれのシーンが印象深く、気持ちのいいテンポと言えます。音楽も分かりやすいものが追従してくる感じで、場面を分かりやすくする助けをしてくれています。

ロダンサーを目指しているフランシス、親友のソフィーが婚約したのをきっかけに喧嘩してしまい、物語はスタイリッシュに進み、彼女は変わっていきます。

・雑感

1.長く続いた青春の終わりを思い出すようで、懐かしさと切なさが溢れてきます。強がって自分を取り繕うフランシス、共感を覚える方は多いのではないかと思いました。

2.モノクロで撮った現代の映画は初めてみたけど、とても綺麗に見えて同じモノクロでも新鮮な感じがしました。

3.エンドロールまで86分と短い映画だけど、時間以上に中身が詰まっている。前半の展開の早さ、メリハリのある物語の構成に引き込まれます。

4.青春を思い出したい人、アクティブな気分になりたい人にオススメしたい映画ですね。