the longest day

アラサーが映画レビューを100本ノックしてます。基本はゆる〜く、時に真面目に。コンテンツってなんなのか紐解いていきたいと思う。

プルートで朝食を

おはようございます。

今日は2006年に公開されたイギリスとアイルランド製作のドラマ・コメディ映画「プルートで朝食を」を観てみました。

視聴時間127分 少し重いドラマに感じるかコメディに感じるかはその人次第な気がします。

・あらすじ

今作は多幸感溢れるBGMの中、身体は男性だが心は女性の主人公パトリックが赤ん坊を乗せた乳母車を押しているところから始まります。美しく華やかな装いで、自身の名をキトゥンと自称します。

その後、場面は過去に遡り、赤ん坊だったパトリックが教会の前でリーアム神父に拾われるシーンへ。

そして、次のシーンでは、少年になったパトリックはドレスを着て口紅を塗って、母にあなたなんか拾うんじゃなかったと怒られ、自分が拾われたことを知ります。その出来事がきっかけでパトリックは本当の母のことを知りたいと思いはじめます。

学校では男子用の制服を着ているものの、どこか中性的な雰囲気を身にまとったパトリック、体育の授業の代わりに家庭科と裁縫の授業を受けたいと話します。

育ての母とは上手くいっていないようだけど、気兼ねなくお小遣いをねだったり、パトリックは掴みどころのない独特の雰囲気があります。

しかし、ある日、パトリックは学校の相談箱に性転換手術の上手な医者を紹介してと書いて投函したところ大問題となります。母からは家族が街中の笑い者だと言われ、パトリックは家を出る決意をします。

本当の母を探し出すことを目標に、パトリックはヒッチハイクを始めます。最初に止まってくれた車は運良く目的地も同じで、バンドのメンバー達が乗っており意気投合します。

その中でボーカルのビリーと良い感じになるパトリック、恋のはじまりそうな雰囲気の中、物語は不思議な盛り上がりを見せていきます。

・雑感

さまざまなジャンルを包括しており、たくさんのメッセージを感じ取れる映画になっている。小刻みに章わけのテロップが入るので、とてもテンポが良く、飽きにくく感じられた。

パトリックの独特なキャラクターは好き嫌いがあるかも知れないが、魅力があると思う。おかげでやや暗いテーマを含んでいるのに、さわやかなストーリーに感じられる。