the longest day

アラサーが映画レビューを100本ノックしてます。基本はゆる〜く、時に真面目に。コンテンツってなんなのか紐解いていきたいと思う。

空海

おはようございます。

今日もあまり見ないジャンルにしたいと思って、珍しく日本の映画「空海」を観てみました。(最近同タイトルが出てますが1984年版です)

今作は空海が18歳の頃から、その命が尽きるまでを描いています。当時はまだ幼名があり、真魚(まお)と呼ばれていた少年が浮浪者のような姿で父と母に暇を告げて、海を渡って唐へ向かうところは現代にはないロマンがあるなと思いました。遣唐使船は実際に作ってみたそうで、迫力があります。

船に乗り込みサッパリとして旅立つ際や、陸地になかなか着かずに疲弊していく姿など空海の姿が結構大きく変わるのは見応えありますね。

あと少し昔の作品なので時代劇風な映像になっていますが、それも今の時代に見ると味があっていいかなと思いました。

・雑感

久々に3時間くらいの映画観ましたが、程よい間みたいなものがあり結構あっという間に過ぎていきました。

通常20年かかる修行が3カ月で終わったところは知っていたんですが、山場だと思うので、もっと掘り下げて欲しかったかも。伝記作品全般に言えることだけど、史実を忠実になぞってほしい反面、資料だけでは欠けてる部分があったり独自解釈がほしいなぁと思うことがありますね。

空海の人物像はとても魅力的で惹かれるものがあったので、空海をじっくりと知りたい人にオススメの作品です。あと結構見ながら何かを感じたり、考えたくなる作品かなと思います。