the longest day

アラサーが映画レビューを100本ノックしてます。基本はゆる〜く、時に真面目に。コンテンツってなんなのか紐解いていきたいと思う。

人のセッ○○を笑うな

おはようございます。

今日はタイトル伏せ字にしましたが、有名な作品なので分かるはず。松山ケンイチさん、永作博美さん主演で2008年に公開された日本のドラマ映画を観てみました。蒼井優さんブームでフラガールがずっとオススメに上がってたんですが、観るならこっちかリリィシュシュのすべてかなと←

視聴時間137分 楽に観れすぎて少し退屈かも、個人的には◎

・あらすじ

今作は、夜明け間際に永作博美演じるユリが自分の履いていた靴を投げるところから始まります。終電を逃して歩いてきたものの、靴擦れを起こしてしまったようです。

そこに松山ケンイチ演じる主人公みるめ、蒼井優演じるえんちゃん達が乗った軽トラが通りかかり、送っていくところから始まります。

学校の喫煙所で再会して隣合わせるユリとみるめ、それを見つめるえんちゃん達。タバコを吹かしながら研究室に戻っていったユリをみるめは追っていきますが今朝のことは覚えていないようです。

それから、みるめはえんちゃんがバイトしている映画館に行くのですが、喫煙所で再びユリと隣り合わせになり、二人でロバを観に行くことになります。

徐々に仲良くなっていく二人は研究室で一緒に石版画をしていると、ユリがみるめを絵のモデルに誘います。

アトリエに着くと次々に服を脱ぐように促していくユリ、冗談のように笑いながらも表情は恍惚としています。

場面は学校に移ると同級生におめでとうと言われるみるめ、えんちゃんはその様子を見て訝しげな表情を浮かべます。そして、みるめとユリが肩を組みながら帰る姿を見て、えんちゃんは雄叫びをあげます。

後日、意気消沈したえんちゃんは最近どうよ?とみるめに何度も聞きますが、みるめは普通としか答えず、ついにユリのことに触れると何とも言えない反応をされ、更に落ち込んでしまいます。

しかし、みるめもまたユリが実は結婚していることを話の流れから知って、えんちゃん以上に激しく落ち込みます。

えんちゃんはユリとお茶をすることになり、みるめのことは遊びなのかと静かに問うのですが、ユリは触ってみたかったんだもんと、あどけない返答をします。

二人はどんな選択をしていくのか、行き場を失ったような物語はそれでも進んでいきます。

・雑感

1.日常を切り取ってきたかのような今作、バックグラウンドミュージックがなく、自然な音が心地いいです。

2.永作博美さんがとても魅力的です。歳上はあまり好きになったことはないのですが、小悪魔的な恍惚とした表情が素晴らしいと思いました。

3.蒼井優さんはやっぱり存在感がありますね。儚げなのにキラリと光るポジションが実にいい感じにハマっています。

4.エンタメ色のない映画は好きなんですが、人にオススメするかは難しい。しかし、こういう淡々とした映画を観たことがない人には一度は観てほしい作品だなと思いました。