the longest day

アラサーが映画レビューを100本ノックしてます。基本はゆる〜く、時に真面目に。コンテンツってなんなのか紐解いていきたいと思う。

映画 NANA

おはようございます。

今日は7周以上は読み返した大好きな少女漫画が原作の2005年に公開された映画「NANA」を観てみました。

ほんわかした雰囲気の恋愛体質な小松奈々を宮崎あおいさんが演じて、バンドでボーカルをしている並の男より男前な大崎ナナを中島美嘉さんが演じています。

視聴時間114分 結構すらすら観れる物語になっていると思う。

・あらすじ

今作はナナが率いるバンド、ブラックストーンズが主題歌であるGLAMOROUS SKYを演奏しているところから始まります。

独特の雰囲気を持ったヴォーカルのナナ、寡黙そうに見えるベースのレン、スキンヘッドが印象的なドラムのヤス、陽気でお喋りなギターのノブ、四人はライブ後に居酒屋で打ち上げをして、雪の積もった道を帰っていきます。

あまりの寒さにファンからもらった一本のマフラーを二人で巻いて、ナナとレンは歩いていきます。

場面は変わって新幹線の中、ほんわかした雰囲気の奈々が座席を探していて、隣の席が空いていたことでナナに出会います。

豪雪のために5時間の足止めを食らったことで二人は仲を深めます。東京に着くと、奈々は彼氏や友人達との再会に喜びますが、ナナは何も言わずに去っていきます。

しかし、数日後、奈々が住む家を探していると、同じく家を探していたナナと運命的に再会します。お互いに同じ家を気に入った二人は一歩も譲らず、ヤスが間に入って話をまとめ二人は一緒に住むことになります。

まるで性格も雰囲気も違うのに馬の合う二人、買い出しの途中で奈々は欲しいCDがあると言ってCDショップに寄ります。

奈々の欲しかったCDはレンが新しく参加してメジャーデビューしたバンド、トラネスの物でナナはレンのことを思い浮かべます。

その後、ナナを訪ねてノブが家出同然で上京してきたことで、二人は再びバンドをはじめることになり、物語は動き始めます。

・雑感

1.原作を読んでいると感想を書きにくいのだけれど、別の作品として捉えたほうが見やすいかも知れない。エッセンスは抽出されているのだが、ライブシーンなど重点の置かれるところが結構変わっていると思う。

2.原作では自然に見えた奈々と彼氏のやりとりが、映像になってみると再会から結構微妙な雰囲気に見えてしまった。原作では揺れているように見えたのだが。

3.宮崎あおいさん演じる奈々は超フェミニンな雰囲気で可愛いんだけど、自然体な役のほうがハマってるよなぁと、少し思いました。

本当に可愛いんだけど、自然体なイメージのほうが強いですね。

4.松山ケンイチさんはどんな役でも演じ切っていて、それは色々なドラマや映画に引っ張りだこになるよなぁと思いました。

5.共感できる恋と憧れの恋、二つの恋が交差することで素晴らしい作品になっていたのだなと思いました。